ゆめみの読書記録

目指せ年間50冊!読んだ本の記録を取っていきます。

NETFLIXの成功の裏側 「NO RULES」読んでみた

新年、仕事始めの1週間を何とか乗り切って3連休を謳歌しているゆめみです。

 

2021年、最初にご紹介する本はこちら、Netflixの「会社」としての側面について書かれた本です。

 

「NO RULES 世界一「自由」な会社、NETFLIX(日本経済新聞出版)」

著者 :リード・ヘイスティングス

   エリン・メイヤー

発売日:2020年10月21日(電子書籍データ作成日)

価格 :2420円(Kindle 2178円)

 

f:id:yumemichan:20210111023122p:image

Kindleより

 

Netflixは数ある動画配信サービスの中でも大きな成功を挙げているイメージだったので、その成功の秘訣を知りたいと思い、この本を読みました。

 

Netflixアメリカの会社ですが、実はアメリカの企業な中でも奇抜な企業文化を持っていて、

でもただ奇抜なだけではなく、今のNetflixの成功には欠かせない要素がたくさん含まれていて、とてもワクワクする内容でした。

 

この中から印象的だったフレーズを1つピックアップしていきます。

 

「失敗をもっと公表しよう」

Netflixはいろんな先進的な取り組みを実践しているんですけど、それらに共通しているのが挑戦と責任とフィードバックです。

挑戦すれば、成功する時もあれば失敗する時もあります。失敗するとつい言い訳をしたり、隠したりとしたくなるのが人の心理だと思いますが、Netflixではなぜその失敗が起きたのか、そしてどのような教訓が得られたのかを担当した個人が責任持って報告し、得られた知見を会社の財産として共有します。

失敗は成功の母ということわざがあるように、1人の失敗が会社の成功に繋がる仕組みがあるのはとても強いと思いました。

例えば自分に置き換えると、自分の会社ではプロジェクトを超えてまで、失敗やその知見というのはあまり共有されてないので、それはとてももったいない事なのだと感じました。

一新入社員が会社の風土を変えることはなかなか難しいですが、例えば具体的な行動として、社内でもプロジェクトを通じて得られた知見を共有する勉強会が開催されているので、そういったものにもっと積極的に参加していこうと思いました。

 

最後に、この本は成功し続ける会社作りの本なので、組織作りをする上の立場の人に読んでもらいたい内容がたくさん詰まっていました。

日本企業の伝統的な体制が当たり前だと思っていた自分にとっては、殴られたくらい衝撃の内容で、でもどれもよく考えてみると論理的で、逆になんで他の企業もこうしないんだろうというような取り組みがたくさんあって、とても刺激的でした。

社会人になって早い段階でこの本に出会えたことは、個人ではなく組織の一員としてのあり方や、組織そのものについて意識する良いきっかけになったなと思います。

 

Netflixは今やグローバル企業ですが、今の地位に辿り着くまでにはいろんな失敗を積み重ねて来ていて、そのノウハウについても書かれているので、グローバル化を目指す日本企業の方にもぜひ読んで頂きたい一冊でした。